DPNYサマーワークショップ・ジャパンツアー2009 レポート 神奈川・大阪・福岡・東京 |
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DPNYサマーワークショップ・ジャパンツアー2009は、大盛況にて終了しました! 炎天下が続く8月の日本、3週間に渡り、各地4都市にて、生伴奏付き全66クラスを提供し、総勢200人以上のダンサー達が集まり、暑い熱いワークショップが繰り広げられました!! 昨年夏日本初上陸となったDPNYワークショップは、ニューヨークで活躍する現役日本人ダンサー達による直接指導が魅力であり、将来海外で活躍したいと願うダンサー達から純粋にダンスを愛するダンサー達まで、多くの方々に喜んで頂き大好評でした。今年はニューヨークから一流ミュージシャンを同行し、更にパワーアップした内容となりました。全クラス生演奏付き(バリエーションクラスを除く)と実に華やかで贅沢なワークショップとなり、日本各地のスタジオにニューヨークの風とエネルギーが吹き抜けました! |
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Junior A Ballet
バレエ・バリエーションクラス講師
加治屋百合子
アメリカンバレエシアターソリスト
モダンコンテンポラリー講師
瀬河寛司
バトルワークスダンスカンパニー
パーカッション伴奏(モダンクラス)
ウィリアム・カタンザロ
ピアノ伴奏(バレエクラス)
宮本和歌子 (神奈川)
宮下和夫 (大阪)
ウィリアム・カタンザロ (福岡)
榎本真弓 (東京)
バリエーションクラス内容
ジュニアクラス
「眠りの森の美女よりブルーバード,ドンキホーテよりキューピット」バリエーション
シニアクラス
「ドンキホーテ第3幕よりキトリ,眠りの森の美女よりオーロラ,白鳥の湖よりトロア」バリエーション
バレエクラス |
バレエとバリエーションクラスは、アメリカンバレエシアター唯一の日本人ソリストダンサー加治屋百合子氏に指導をして頂きました。 バーはシンプルながら基礎をしっかりと重点に置き、スピードを増してのエクササイズの繰り返しなどテンポよく進んで行きます。 途中2人組になっての背筋そして腹筋100回!とまさに中国式トレーニング!に皆さん汗を流しながら必死に取り組み、筋力強化の大切さを実感された様です。 さらにセンターではニューヨーク流レッスンそのままの様に、スピード感と躍動感溢れるエクササイズを次々とこなしていきました。特にプティアレグロなどでは、加治屋氏が実際にデモストレーションをして、速いスピードの中でもつま先の蹴りの強さ、空中でその一瞬に上に上がることの重要さなどを具体的に指導されました。 |
バリエーションクラス |
昨年も好評であったバリエーションクラスでは、今年も加治屋氏がアメリカンバレエシアター公演で踊られている作品の数々を直接指導して頂きました。 まず技術的な指導に入る前に、そのバリエーションはどのバレエ作品のどのシーンで踊られるもので、作品内容と演じるキャラクターをよく理解するところから始めるのが大切であるということをお話して頂きました。 そして実際踊りに入ると、動きひとつひとつにおける身体の角度の見せ方、具体的なテクニックに関するコツやアドバイス、細かい目線やその時の顔の表情までと、あるゆることにおいてのアドバイスとご指導を頂きました。 またこのクラスでは加治屋氏が実際にポイントシューズを履かれて、動きのすべてを実際にデモストレーションして見せて頂きました。受講者のダンサー達は真剣に取り組みながらも、その加治屋氏の動きのひとつひとつの美しさに魅了され感銘を受け、自然と笑顔も出てきました。最後には受講者全員がエネルギーと表現力に溢れて、自信を持って踊りきることが出来ました。 |
モダンクラス パーカッション生伴奏付き |
本年度ABTサマーインテンシブのモダン講師でもある瀬河寛司氏指導によるモダンクラスは、パワーと情熱に溢れたまさに気力と体力勝負!のクラスとなり、モダン・ジャズ専門のダンサー達はもちろん、今回初めてモダンを経験するバレエダンサー達まで全員が楽しんで受講しました。ロールダウンから始まるクラスは、いくつにも渡るコントラクションとリリースのエクササイズの数々、スイング、バウンス、ヒップサークルなど次々と休みなく早いペースで進められていきます。 「動き形のすべては外見から形成することでなく、身体の中から出るエネルギーから形成されるものである」ということの重要性を、「鉄棒でなくて生きた木になって」、「このスタジオの狭いスペースでなくて、例えばアメリカグランドキャニオンの大草原のなかで踊る様に」、「地からのエネルギーと天からの光を感じて身体に取入れて」など様々な例を挙げて伝えられました。すると始めは緊張して少し固かったクラスの雰囲気がほぐれてきて、受講者達全員の身体の中からのエネルギーが徐々に出てきて、それが踊りに表れてきました。 今回モダンクラスの大きな魅力となったのは、ニューヨークにてアルビンエイリースクール、ジュリアード音楽院などで伴奏している一流ミュージシャン、ウィリアム・カタンザロ氏による生伴奏でのクラスであったということです。日本では、特にモダンクラスなどは生伴奏でクラスを受けられ機会は滅多になく、受講者達にとって大変貴重な経験となりました。 4種類の異なったドラム、そしてピアノをベースにメロディカ、モロッカ、シンバル、タンバリン、笛、他多数なんと20にも及ぶ楽器を同時に演奏するというまさに神業で、クラスを華やかに盛り上げて頂きました。エクササイズことに違う音色で違う感性を演奏して下さり、クラスであることを通り越してそのエクササイズのひとつひとつが芸術性に溢れて踊ることが出来ました。激しいキックやストンピング、ジャンプやターンが入った最後のコンビネーションでは、魂に響いてくるほど迫力あるウィリアム氏の音楽に載せられてダンサー達のエネルギーも爆発し、クラスの熱気は頂点に達しました。 |
Q and A |
例年と同じくワークショップ最終日には、加治屋氏、瀬河氏、ウィリアム氏と受講者達の交流の時間が持たれました。 様々な質問が出ましたが、アルゼンチン出身のウィリアム氏、日本出身の瀬河氏、日本出身だが中国で長年幼少時を過ごしてそのままアメリカでの生活を続ける加治屋氏、皆異国人としてアメリカで活動を続けることの共通に関して、多くの質問が上がりました。 ●質問 日本、中国、アルゼンチンからアメリカ異国の地へ活動を移した理由、苦労などは? カンパニーオーデションで勝ち抜く秘訣は? 舞台前の緊張を防ぐのは?失敗を防ぐのは? 舞台上での表現力、カリスマ性はどのように養うか? ダンスまたは音楽をしていて得た中で、それぞれの人生に取って一番何がよかったか? アメリカンバレエシアターで、またはダンサーとしての一日のスケジュールは? 健康管理の仕方、心掛けていることは? ◎応答 アメリカでもニューヨークというのは特別な街。世界中のアーティスト、人々が集まっていて大変魅力的。やる気があれば誰でも受け入れてくれるところ。ただその中プロとして生き残っていくには、誰にもまけない技術、才能、社交性そして運とタイミングほか多くの要素が必要である。(ウィリアム氏) 本番前日までは自分を追いつめて緊張しても、当時は不安を自信にかえて、出来ると信じて頑張る。(加治屋氏) オーデションは、本当に様々な理由やタイミングが結果を導く。だからもし落とされたとしても、それはすべての自分のせいであるとは思わないこと。長い目で見て最終的に自分に合った場所とタイミングと運が絶対に回ってくると信じること。(瀬河)その為にいつチャンスが来ても準備が出来ているように、普段から毎日努力をしておくこと。(加治屋氏) 最終的には情熱を絶対に失わないこと。(瀬河、加治屋両氏) 踊りを通して非常に多くの素晴らしい人々、友人に出会うことが出来たことが踊りをやっていて一番よかったこと。(加治屋氏) 人との繋がり「輪」を大切にすること。今は見えないかもしれないが、その大切にした繋がりが、将来素晴らしいものなるかもしれない。(瀬河、加治屋両氏) 競争心はあくまでも自分に対してのもの、他の人とはリスペクトし合うこと。(瀬河氏) 他の人でなくこの世に一人しかいない自分自身というものを愛して磨いていくこと。自分にある力、才能、出来ることは誰にも奪うことは出来ない。(瀬河氏) 私生活を充実させることが大切。色々と苦しいことも嬉しいことも経験することが大切。それらを経験して初めて感情込めた本当の踊りが踊れる。(加治屋) 現在世界中で起きている様々な問題(戦争、深刻な病に冒されてる人々他)がある中で、こうして今ダンスを出来ていることを当たり前だと思わないこと。とても幸運なこと。そしてそれを可能にしてくれるのは、親御さんや家族、協力して頂いている方々のお陰なので、感謝をすること。(瀬河・加治屋両氏) |
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